中嶋 舞高
MAYUTAKA NAKAJIMA

データサイエンティスト
DATA SCIENTIST

WAKUWAKU : ワタシの好奇心

具体的な業務内容を教えてください。

私個人の業務としては、Webログを用いたユーザのデモグラフィック情報推定やクライアントに対して新商品の購買予測モデル開発等をおこなっています。他には、屋外広告に対してユニークなリーチ人数の推定、特定の時間帯・街にいる生活者の属性や状態のクラスタリング、検索エンジン上での各種データを用いたユーザ分類といった分析をおこなっていたこともあります。
私自身はログベースのテーブルデータを扱うことが多いですが、メンバーによっては自然言語や画像など扱っている人もおり、局全体では様々なデータを対象としています。

データサイエンティストの醍醐味は何ですか?

個人的な感覚ですが、なによりも「未知を既知にできる」ということではないでしょうか。
データサイエンティストはまさしく科学者(=サイエンティスト)のような側面があると感じています。仮説立てと検証を繰り返しながら雑多なデータから新しい知見を抽出することは、それそのものが一種の快感で、宝探しのような面白さを含んでいるのです。そうして得られた知見をもとにビジネス上のインパクトをもたらしていくことこそ、大きな醍醐味と言えると思います。

仕事を通じての成長エピソードを教えてください。

私はもともと情報系の出身ではなく、プログラミング技術や機械学習に関する知識は入社後に学んだものが多いです。日々キャッチアップを続けながら多様なデータに触れ、実践を通じて様々な技術を磨いています。そうして得たスキルを活かしながら、大勢の関係者と協力してビジネスへと応用していく経験は、学生時代には得ることのできなかった非常に貴重なものです。その意味で、個別の具体事例というより、毎日の仕事の全てが成長エピソードであると感じます。

あなたの仕事はどのように社会に貢献できていると感じますか?

私の仕事は、広告の最適化のためにあります。ユーザの興味や関心を把握し、より適した広告を配信することで、広告効果を改善するだけでなく、見ている側にとってもより有意義な情報が提供されるように努めています。同時に、ユーザ側のプライバシーにも配慮し、Cookieに頼らない広告配信の模索など社会全体の要請にも応えられるように日々尽力しています。ユーザ、広告主、そして広告会社の三方良しとなるような広告システムの構築を通じて、社会全体へ貢献しています。

Hakuhodo DY ONEへの入社理由を教えてください。

もともと学生時代の専攻は生物系で、大学院では遺伝子データの解析等をおこなっていました。その知見をもとにデータ解析技能を活かそうと就職活動をおこない、デジタル広告業界に就職という流れになります。中でもHakuhodo DY ONEへの入社の決め手は「人のよさ」です。面接や社員訪問などでも落ち着いた印象の方が多く、水に合っていると感じました。実際に入社してからも、この感覚は間違っていなかったと実感しています。

どんな学生時代を過ごしていましたか?

とにかく研究を重視していました。部活やアルバイトもやっていましたが、勉強とはまた違った「研究」という活動そのものに非常に強い興味があり、学部1年生の頃からカリキュラム外で勝手に研究室に入り浸って実験をしていました。大学院に進学してからはさらにのめり込むように研究に従事していましたが、同時に、アカデミアにおける研究職の将来性や奨学金の返済を考慮し、民間企業への就職を決意しました。こうした背景もあってか、データサイエンティストという現在の職種は性に合っていると感じています。

休日は、どのように過ごされていますか?

体力作りのためにジムに通っています。雨の日などは面倒に感じることもありますが、この習慣のおかげで健康な生活を保つことができ、普段の業務の効率も向上していると感じます。会社の福利厚生でお得に利用できるのも嬉しいところです。
趣味としては、ゲームをしていることが多いです。単純に遊んでいる側面も大きいですが、戦略性が重要になってくるゲームなどでは自分のPCで独自のプログラムを書き、シミュレーションを回してより適切な戦略の研究をしたりしています。

最後に今後挑戦したいことを教えてください。

新規のビジネスに挑戦してみたいという気持ちが強いです。既存事業の効率化や拡大ももちろん重要な仕事ではありますが、自分自身のアイディアを形にしてビジネス的なインパクトを生み出すということには、また別軸の大きな魅力を感じています。当然簡単なことではありませんが、こうした挑戦を通じて得られる経験や成長そのものにも非常に大きな価値があると考えているため、前向きに挑戦していきたいです。