クリエイティブプランナー
CREATIVE PLANNER


獲得クリエイティブ領域におけるクリエイティブプランナーとして、主に2つの業務をしています。
1つ目は、誰に・何を・どこで・どんな見た目と・どんな言葉で伝えればよいのかの戦略設計。
2つ目は、決めた戦略を実際のバナー・動画・Webサイトに落とし込む作業です。
商材は人によって異なりますが、私はブランドを大事にされている有形商材のクライアント企業を担当することが多いです。
※獲得クリエイティブ
生活者の行動(購入・申し込み・登録など)を後押しする目的の広告クリエイティブのこと
クリエイティブという、一見自由で正解がなさそうな営みに対して、「どれだけの人に見られたか」「どれほどの人が反応したのか」という答え合わせができることだと思います。
特に、獲得(≒商品の購入)が目的の場合、広告レポートだけでなく、クライアント企業の決算資料などにも成果が現れます。
その分、正直シビアでもありますが、とても誠実で真摯な向き合い方だと思っています。
「学びになる」と思える対象範囲が広がったことです。
配属されてすぐは同じ部署の上司を真似ていましたが、今は他セクション(アカウントディレクターやパフォーマンスコンサルタントなど)・グループ会社・クライアント企業からも学びを吸収しています。
案件に入りたての頃は、自社/他社のWeb広告から学んでいましたが、最近は「この店員さんの接客だと気持ちよく商品を買えるな」「この冷凍食品のパッケージは売り場で目立つな」「この漫画の展開は興味を引くな」と、デジタルと全く関係のないところからも学びを得るようになりました。
自分の直観を言語化・体系化できるようになったことで、より学べる範囲が広がったと思います。
良いものを、良いと知ってもらえる機会をつくれることだと思います。
私は担当している商品がすべて大好きなので、1人でも多くの生活者に届くように、と思いながら
仕事をしています。
その時もちろんデータも見ますが、データだけを見ていると、都合のいい・存在しない誰かを勝手に想像で作り上げてしまうので、結局は生の声一つひとつに向き合うのが大事だなと痛感しています。
「社会に貢献」というと大仰に聞こえますが、「社会」というのは分解すると生活者の群れなので、
確実にそこにいる誰か1人に届くように意識をしています。

入社理由は大きく3つあります。
① 「クリエイティブを科学する」という姿勢に共感したこと
② 面接でお話しした方が皆さん聡明だったこと
③ 社内wikiやチャットツールなど、一見わかりにくいが、確実にすべての業務進行に影響を及ぼすツールへの投資を惜しんでいなかったこと
③は、エントリーするときには全く意識してなかったのですが、人事の方とお話ししていたときにサラッと見せていただいた社内wikiがとても整備されていて驚いた記憶があります。
人付き合いでも、何にお金をかけるかの感覚が合うことって結構大事だと思うのですが、Hakuhodo DY ONEの場合、その投資先は "目立たないけど毎日使うものを、使いやすいものに整える”なんだろうな、シンプルだけど素敵な投資先だし信用できるな、と思いました。
※社内wiki
社内で使用する情報共有用のナレッジデータベースのこと
高校時代は理系コースでしたが、浪人中に気持ちが変わり、美術大学に進学しました。
今振り返ると、この不思議な進路が、今の「数値化されるWeb広告×クリエイティブ」という職種に親和性高く繋がったのかなと思います。
学業以外では、アルバイトを3つ(塾・不動産・出版社/美術館運営)やりながら、軽音サークルにも入っていました。とにかく暇が苦手で、新しいことに触れていたいと思うと、自ずとこうなっていました。
ご飯とお洋服が好きなので、街を散策しています。ついでに、こっそり担当案件の実地調査をしたりもします。
デジタルとオフラインで売れる商品が違うだとか、そういう気づきを平日の仕事に活かしています。
有形商材を担当することが多いので、新宿・銀座・渋谷などを歩くと至るところにクライアント企業の商品があり、ちょっと嬉しい気持ちになります。
家にいる日は、短歌が多く収録されている歌集を読みます。
ブランドの世界観と実際売れることの両立は、ずっと目指していきたいです。
私は、広告は時には生活者にとってノイズになり得る存在であるということは忘れてはいけないと思っています。
例えば、多くの人に見られる工夫をした結果、過激に尖った広告クリエイティブになりブランド毀損に繋がる可能性があります。しかし、ブランドイメージや“嫌われない“ことを重視しすぎると、実際に購入してもらう/試してもらうといった成果に結びつかないこともあります。
このようなジレンマに対して、率直に異を唱えられたらなと思っています。