2025.04.01
社員インタビュー
大谷 篤広
(おおたに あつひろ)
2021年に入社し、現在はマーケティングマネジメント本部 マーケティングマネジメント局に所属。大手金融会社のマーケティング部署に常駐し、自社サービスの運用を担当。Web広告運用の知見を活かして包括的な提案活動をおこなう。
※本記事は2023年時点のものです。現在の部署名や取り組み内容は一部異なります。
大手金融会社に常駐し、大規模法人向け法人カードサービスのマーケティング業務を支援しています。
また、フリーランス人材のコミュニティサービス「DIGIFULベース」と、クラウドソーシングサービス「DIGIFULコネクト」の運営も主な業務として担当しています。
前職は、広告会社で広告運用業務に数年従事していました。
そののちに運用経験を活かしてさらに成長したいと考えるようになりました。
戦略立案から実行まで携わることで、より包括的なマーケティングスキルを習得できる環境を模索しはじめた中で縁があり、当社に入社しました。
入社当初はストラテジックプランナーとして配属され、デジタルマーケティング戦略の立案などを担当していましたが、現在はマーケティングマネジメント本部でコンサルタントとして、クライアントのマーケティング課題解決により深く関わっています。
オンサイトとは、クライアント企業内で業務をおこなう形態(常駐)を指します。
オンサイト型マーケティング支援とは、私たちがクライアント企業の社内で現場の担当者と同じ目線でマーケティング業務を支援するということです。
先ほど、大手金融会社に常駐しているとお伝えしましたが、現在はそこで複数のプロジェクト進行を担当しています。
1つ目は、当社に運用をお任せいただいているWeb広告運用のディレクションです。
私がクライアント企業の中の人として、Hakuhodo DY ONEの広告運用担当者と連携し、獲得領域で日々成果を追求しています。
2つ目は、法人カードの顧客獲得に向けたマーケティング施策立案と実行です。
市場分析や顧客データに基づき、法人カードのニーズが高い企業像を把握し、ターゲットに合わせたコンテンツマーケティング戦略を展開しています。見込み顧客へのメールマーケティングや、既存顧客へのアップセル・クロスセル施策なども担当しています。
クライアント先に常駐する一番のメリットは、やはり事業への理解が深まることですね。
広告会社とクライアントという立場だけでは、事業理解や細かなニュアンスの伝達が難しいことがあります。常駐することで、広告会社はクライアントのビジネスモデルや社内文化、業務フローなどを深く理解できるため、より正確に顧客のニーズを汲み取れます。
また、直接顔を合わせてコミュニケーションがとれるので、言語化しにくい細かいニュアンスやルールも理解しやすく、意思決定や課題解決が迅速におこなえます。
そうすることで、クライアントとの信頼関係も深まり、新たなビジネスチャンスに繋がる可能性も高まると感じています。
特に専門性の高い商材を扱う場合、事業理解の深さが重要になります。そこで、オンサイト型支援が非常に有効に働くと感じます。
以前、クラウド会計ソフトを開発・販売する企業に常駐した際に、インボイス制度に関するプロモーションを担当しました。
ユーザーの利用フロー設計、企業規模に合わせた対応策の提示、ウェブサイト改修などを通して、ユーザーにとって分かりやすい環境を構築するプロジェクトでした。
経理業務や税制度などの専門知識が必要なプロジェクトでしたが、常駐することで、現場の知識やノウハウを直接吸収し、効果的なコミュニケーション設計に繋がりました。常駐していなければ、ここまでの深い理解を得ることは難しかったと感じます。
DIGIFULベースはフリーランスや副業の方々のコミュニティサービスです。会員の皆様向けに、リスキリングのためのコンテンツ提供やオフ会、勉強会の開催などをおこなっています。
DIGIFULコネクトはフリーランス人材と企業案件のマッチングサービスで、現在は当社グループ内の案件のみを取り扱っています。
私は全体統括的な立場で両サービスを担当しており、マッチング案件数の増加や社内における本サービス認知度の向上、ご登録いただくフリーランス会員さまのスキル可視化などを進めています。
企業にとって、専門スキルを持つ人材の採用は大きな課題です。特にデジタル分野では、人材獲得競争が激化し、採用が難しくなっています。
一方で、フリーランスとして活躍する人々も、スキルアップのためのリスキリング機会やコミュニケーション機会の不足などさまざまな課題を抱えています。
そこで生まれたのが、フリーランス人材を支援する「DIGIFULベース」、そしてその人材と企業とを繋ぐプラットフォーム「DIGIFULコネクト」です。これらのサービスは相互に連携しています。
フリーランスの方々は、コミュニティに属することでリスキリングやコミュニケーション機会を得ることができますし、企業は案件ごとに必要なスキルを持ったプロフェッショナル人材を迅速に確保できます。
まずは本サービスをより活性化させ収益性を上げることです。その上で、クラウドソーシング企業と肩を並べる存在になること、クライアント側にも直接サービスを提供できるようにすることを目指しています。
もちろん大変な面もありますが、チームメンバーのサポートのおかげで、うまく両立できています。こまめな情報共有や定期的なミーティングなどを通して、円滑なコミュニケーションを図っています。
ありますね。オンサイト型マーケティング支援業務では、現場の課題やニーズを肌で感じることができ、事業会社のマーケティング担当者の視点や考え方をより深く学べます。
一方、自社サービスの運用では事業運営そのものを経験できます。広告費の使い方や損益分岐点の考え方など、事業運営とマーケティングのノウハウを相互の業務に活かせています。
マーケティングをさらに極めていきたいですね。
事業をしっかりとドライブさせた経験を積み、より大きな視点で新しいマーケティング手法やビジネスを創出していきたいと考えています。
DIGIFULベース、DIGIFULコネクトをより一層活性化し、会社の新たな収益源として確立させることが大きな目標です。
また、広告会社と事業会社への常駐の両方を経験した自分のキャリアが、他の社員やこれから入社する方々の参考になればと思います。
多様な経験を積むことで、キャリアの幅を広げていくロールモデルを目指したいですね。
マーケティングマネジメント本部では、広告会社と事業会社、両方の視点を持って業務に取り組むことができます。
常駐業務を通じて事業会社の一員としての経験を積みつつ、広告会社としての強みも活かせます。
また、DIGIFULベースやDIGIFULコネクトのような新規事業にも携われるため、色々な経験を積むことも可能です。
多様なキャリアを凝縮して経験できる環境で、自分の可能性を広げてみませんか。